やぶうち小児科からのお知らせです。
6月に入り、引き続き手足口病・ヘルパンギーナと夏の胃腸炎のお子さんが増えてきています。それぞれの症状と、ご家庭での対応のポイントをお伝えします。
なお、手足口病については先日の記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
▶ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、手足口病と同じくエンテロウイルスというウイルスが原因の夏風邪です。
主に乳幼児(6歳以下)がかかりやすく、例年であれば6〜8月に流行のピークを迎えます。
<主な症状>
突然の高熱(38〜40℃)から始まり、1〜2日後にのどの奥(口蓋垂の周囲)に小さな水ぶくれや口内炎が現れるのが特徴です。口の中の痛みが強く、食事や水分を嫌がるお子さんが多いです。熱は2〜3日程度で下がることが多いです。口内炎は3~5日前後続くことがあります。
<ご家庭でのケアのポイント>
熱いものや酸味があるものは口内炎がとてもしみます。トマト、ケチャップやみかんなどは避けたほうが無難でしょう。温度が低め、喉越しが良いものが摂取しやすいことが多いです。
<登園・登校の目安>
ヘルパンギーナに登園停止の法的な規定はありません。ただし、熱が下がり、食事・水分が普通に摂れるようになってから登園・登校を再開してください。
<⚠️ こんな症状があれば受診を>
水分(母乳・ミルク・経口補水液)がほとんど飲めない
ぐったりして元気がない
高熱が4日以上続く
けいれんを起こした
▶感染性胃腸炎
主な症状
嘔吐・下痢・腹痛が主な症状です。発熱を伴うこともあります。症状は2〜5日程度で落ち着くことが多いですが、嘔吐や下痢が続くと脱水になりやすいので注意が必要です。
<ご家庭でのケアのポイント>
嘔吐のあとはすぐに水や食事を与えると再び吐きやすいため、1時間ほど胃を休ませてから、少量ずつ(たとえば5mlを5分おきに)経口補水液を飲ませてください。スポーツドリンクは塩分が少ないため、脱水対策には経口補水液(OS-1など)が適しています。繰り返しこまめに飲水して、たとえば3時間程度嘔吐なく飲めることを確認できた後は、小分けで食事を始めてみましょう。
下痢のときは消化の良いもの(おかゆ・うどんなど)を少量ずつ。油脂や乳製品、果物ジュースは量を控えめに。果物は柑橘系やベリー系は控えた方がいいでしょう。
<⚠️ こんな症状があれば受診を>
水分がまったく飲めない・飲んでもすぐ吐く
ぐったりしている、目がくぼんでいる
12時間以上おしっこが出ていない
血便や強い腹痛
「もしかして…?」と思ったらお気軽にご来院ください😊

