手足口病・水痘が同時流行中|発疹の見分け方と登園の目安


やぶうち小児科からのお知らせです。

 

現在、岡山市内で手足口病と**水痘(みずぼうそう)**が同時に流行しています。

どちらも発疹を伴う感染症ですが、症状の特徴と登園・登校の目安を、改めてお知らせします。

 

  • 手足口病(てあしくちびょう)

名前の通り、手のひら・足の裏・口の中に小さな水ぶくれが出るのが典型的ですが、お尻に発疹が出ることもよくあります。

また、熱が先に出て、ワンテンポ遅れて発疹が現れることがあります。発熱だけの時点では手足口病と気づきにくく、「熱が下がったら発疹が出てきた」というケースも多いです。

 

<登園・登校の目安>

 

手足口病には「○日間休む」「発疹が消えるまで」といった厳格な登園停止のルールはありません。ただし、口の中の発疹(口内炎)が痛くて食欲が落ちることが多いため、熱が下がり、普段通りに食事が摂れるようになってから登園・登校を再開することを目安にしてください。

 

<⚠️ こんな症状があれば受診を>

 

水分(母乳・ミルク・経口補水液)がほとんど飲めない

ぐったりして元気がない、ぼーっとしている

けいれんを起こした

 

  • 水痘(みずぼうそう・水ぼうそう)

今年5月の水痘はここ10年で最も多い水準で報告されています。ワクチン未接種のお子さんは特に注意が必要です。

水痘の発疹は全身のどこにでもアトランダムに出ます。特に**顔や体幹(お腹・背中)**に出やすく、頭皮に出ることもあります。

最初の1〜2個の発疹は虫刺されと間違えられることがよくあります。 ただし、虫刺されは服で隠れた体幹部にはそれほど多くありません。

お腹や背中など体幹部に水ぶくれがある場合は水痘を疑って早めにご受診ください。

ワクチンを未接種、または1回しか接種していないお子さんは感染する可能性が高いためとくに注意が必要です。2回の接種歴を確認してください。(ただし2回接種していても感染する場合もあります。)

 

<感染する時期に注意>

 

感染力がある期間は発疹が出る1〜2日前から、発疹出現後4〜5日間、あるいはすべての水ぶくれが痂皮化するまでです。症状が軽くても他の人にうつす力があります。「元気そうだから大丈夫」と思っていても、周囲への感染リスクがあることを知っておいてください。以下の方は重症化するリスクがあります。(1.確実な罹患歴のない妊婦の方、2.予防接種歴のない乳児、3.免疫機能が低下している方(ステロイドや免疫抑制剤を使用中など))

 

<登園・登校の目安>

 

学校保健安全法により、すべての発疹がかさぶた(痂皮)になるまで登園・登校停止となります。新しい水ぶくれが次々と出てくるため、完全に痂皮化するまで1週間程度かかることが多いです。(※発疹は赤いブツブツ→水ぶくれ→かさぶた、の順に変化しますが、すべての発疹が同時にかさぶたになるわけではなく、部位によってバラバラのタイミングで痂皮化していきます。)

 

「これって手足口病?水痘?」と思ったらお気軽にご来院ください😊

登園許可書の発行も対応しています。