保湿と加湿

暦の上では春を迎えましたが、寒く乾燥する日もまだまだありますね。

今回は、こどもたちのお肌を乾燥から守るためのスキンケアのポイントをご紹介します。

 

★「加湿」と「保湿」

以下のステップをぜひ試してみてください。

 

1. 加湿器で室内環境を整えましょう

室内の湿度は40~60%が理想です。一度湿度計を見てみると良いです。加湿器や洗濯物の室内干しなどで調整しましょう。

空気が乾燥すると、肌だけではなく、鼻やのどの粘膜の機能も低下してしまいます。

暖房と共に加湿器もご使用ください。

 

2. 保湿剤は、しっかり塗りましょう

お子さんの肌は大人よりも薄く乾燥しやすいです。皮脂が落ちるお風呂上がりには保湿剤を使いましょう。

 

▸使用する保湿剤のタイプ

・夏場は乳液タイプを使っていた方も、冬場は油分を加えるためにクリームタイプや軟膏タイプを検討してください。

しかし伸びはいまひとつなので、結局一部しか塗れていない、たまにしか塗れていない、なんてことも。。

それならば保湿力はほどほどに、伸びがいい保湿剤をおすすめします。好みに合わせて選びましょう。

伸び重視か保湿力重視か、べとつかないのがいいのかこってりしたものがいいのか。顔はさっぱり、乾燥しやすい手足はこってり、など使い分けるのもありです。

 

▸塗り方

・たとえば右腕に塗るとき、数カ所に分けて置きます。そして横方向にすべらせるようにして広げます。縦ではなく横のほうが皮膚の溝に沿うので、保湿剤がよくなじみます。

・手足では横方向、体幹も背骨の中心から横方向に、広げます。

・手足先は乾燥が強いもののべとつきが気になるところです。ベッドサイドに軟膏・クリームを置いておき寝る直前にしっかり塗りましょう。

 

3. かゆみを伴う赤みやかさかさが出た場合は早めにクリニックへ

しっかり保湿はしているもののかさかさする場合、それは乾燥だけではなく皮膚に炎症(湿疹)が起きていると思われます。

とくにかゆみを伴う赤みやかさつきがある場合は、掻き壊して悪化する前に適切な治療が必要です。

たとえばステロイドは正しく使えば安全ですし、繰り返し湿疹ができてしまうアトピー性皮膚炎においてはステロイド以外の薬も充実してきました。

心配なことがあれば遠慮なくご相談ください。

 

早めのスキンケアと適切な対応で、これからの季節も快適に過ごしましょう!


やぶうち小児科 院長 籔内俊彦 小児科専門医・アレルギー専門医

院長 籔内 俊彦

 

小児科専門医、アレルギー専門医

岡山大学医学部医学科 卒業

岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 博士課程修了(医学博士)